小林祐梨子

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BLOG:今日もぼちぼちいこか~

全国高校駅伝

2021.12.27

寒くて冷たい西京極が
熱い1日となりました!
男女とも1区から首位を譲らない展開となり、
駅伝は先手必勝ということを証明するかのようなレースとなりました。
事前取材や当日のレースを含め、
書き出したらキリがないので一つだけエピソードを。
女子優勝仙台育英の釜石監督が大会直前、
あっと驚くオーダーに変更されました。
それは他の誰もが予想していた安定的な区間配置ではなく、
3000mのタイムで言うとほぼ速い順番に並べたオーダー。
当日は雪が降るかもと予想されており、
1区はそこまで動かない展開になるだろうと思われていた中での攻めのオーダー。
「大会が近づくにつれ、このままでいいのかと自問自答した。高校駅伝の意義とは何かと。優勝を目指すのは大切だけれども、将来のことを考えると日本代表選手などを輩出させることが僕にも駅伝にも求められてること。だったら守らず全員が攻めていけるオーダーにしようと。周りを気にするのではなくやったことを出させてあげたい」と。
米澤選手は強烈なスタートダッシュをし、
3分2秒、3分1秒と異次元のペースでレースを進め最後まで一人で押し切った。
本人が出したかった18分台には届きませんでしたが彼女の勢いそのままにレースが展開。
他のチームが入る余地のないくらい完璧な駅伝でした。
また男子の佐藤圭太選手(洛南)も含め、
自分らしいレースで勝負する選手が多く心が熱くなりました。
度胸と勇気のある選手たちの将来も益々楽しみになりました。
ラジオ第一実況、清水敬亮アナウンサーと。
走られた全選手の皆様、
思いのこもった走りをありがとうございました。
そして何より万全な対策を講じながら開催してくださった関係者の皆様、
心より感謝致します。